CompESは、金属を中心とする広範な物質の電子構造データを集めたユニークなデータベースです。
全体は、第一原理計算による一元・二元物質の電子構造を収録したElectronic Structures Databaseを核とし、
その周りにCrystal Structures Database(結晶構造データベース)、Element Properties Database(元素・元素固体の物理・物性定数データベース)、
References(参考資料)データベースを配した構成となっています。
1. Electronic Structures データベース
163の物質系についてFLAPW(Full-potential Linear Augmented Plane Wave)法で計算した電子構造を集めたデータベースです。
一部の計算には、Car-Parrinello 法による分子動力学計算パッケージSTATE (Simulation Tool for Atom Technology)が使われています。
対象物質は、主としてNaCl型、CsCl型、AuCu型の構造をもつアルカリ金属、遷移金属とその二元化合物です。
構造安定性に関心をもつユーザのために、同一物質の複数の相について、全エネルギーを比較表示しています。
収録情報は以下の通りです。
2. Crystal Structures データベース
典型的な一元・二元物質(総数 180)の結晶構造データを収録。構造の3次元グラフィックスも表示することができます。
3. Element Properties データベース
周期律表のほぼすべての元素とその固体について、物理定数と物性値(全43項目)を収録しています。
4. References
一元・二元物質(総数 532)の電子的性質に関する主要文献の書誌情報を収録。また全エネルギー、平衡体積、体積弾性率などを、本データベースの計算値と比較しています。
経緯
CompESは、(独)科学技術振興機構により1996-2002年に開発されました。
電子状態の計算は陳迎(128)、野上敦嗣(23)、大谷博司(1)、多田羅尚子(1)の各氏によって行われました(カッコ内の数字は担当物質数)。
2003年に(独)物質・材料研究機構に移管され、現在は同機構が維持・公開・拡張を行っています。
| 対応OS | Windows XP, Windows Vista, Windows 7 |
|---|---|
| 対応ブラウザ | Internet Explorer 6以上, Firefox 3以上 |
l 個人情報の取り扱い l Ver.4.0